「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る元介護職兼介護支援専門員の日常

勉強楽しい 大人>子供

今週のお題「試験の思い出」大人だってずっと勉強🖊️

 大人になってからの方が、勉強するのが楽しかった。

 調理の仕事をしながら、調理師資格を取りたいと思った。2年働いたら受験資格があるというので、2年続けて働いて、辞めて、試験勉強をした。600床の地域医療を支える中核病院の調理場で常食、特食、老健食、透析食に分かれていた。魚の献立の日でも病気により魚の種類や切り身の大きさが違った。朝食メニューに納豆があっても、膳に乗せてはいけない患者がいた。その場で説明を受けて業務はしていたが、改めて勉強して理解した。

 調理師試験の1ヵ月前に、直前講習会がある。数年分の過去問と参考書、予想問題集、講習費合わせて1万6千円払って2日間みっちり講習を受ける。受かったのはこの講習とその後1ヵ月の勉強の賜物だ。

 知らない世界を知る事がこんなにも楽しいものかと、目覚めた。

 勉強すること自体が楽しいと思うようになったが、生活の為に収入も必要だった。ハローワークで介護職員基礎研修の基金訓練に応募。6か月間座学と実習を堪能した。半年も生活費を貰いながら好きな勉強をしたのだから、働かなければならない。介護職に就いた。給料の安さもだが、賞与の安さに驚いた。3年働き続けられたら、介護福祉士の国家試験の受験資格がある。あれこれテキストを買って勉強する時間的、金銭的、体力的余裕は無く、一問一答式の問題集を1冊買い、この1冊を完璧にして試験に臨んだ。

 一次の筆記試験に合格したら、職場で二次の実技試験に向けて毎日終業後に1時間講習を受ける事が出来た。いわゆる介護技術というやつを、私はこの時に学び、その後実践している。

 その後ケアマネジャーの受験勉強は、国家試験の勉強の仕方では歯が立たず、参考書を購入、通販で仮視聴のCD(つまり無料)を毎日の通勤時間に車の中で聞き、携帯アプリで問題数をこなした。仕事と家事を終え、テキストを開くと瞼が閉じる有様だったので、一問一答解説付きアプリの存在は有難かった。試験は難しかった。合格出来たのは神様の思し召しがあったとしか思えない。

 ケアマネジャーで居続ける為には、数年毎に研修を受けて資格を更新しなければならない。グループ討議が多く、他事業所のケアマネジャーとの出会いや事例検討が実務につながる。

 働きながら、家事もしながら、子育てしながら勉強して試験を受けて今に至る。

 職場で法的に位置づけられているケアマネジャー資格保持者として雇用され、資格の重要性と必然性を痛感している。

 私の半生を見て来た子供達は各々学生のうちに資格を取り、技術専門職でありながら公務員にもなった。

 賢い。

 

 不器用な生き方をしてきた。

 でももう疲れた。

 生活の為に収入を得なければならないが、定年までまだ遠い・・

 今の仕事の他に、どんな選択肢があるのか知りたい。

 体も心も壊れそうだから。