介護職の日常

高齢者入居施設に勤める介護支援専門員の仕事と家庭。

「ケアニン」を観て思う事

 「ケアニン」とは介護、医療、リハビリ等ケアを必要とする人のお世話をする立場の人を指す。

 高齢者福祉団体である公益社団法人全国老人福祉施設協議会とコラボして一話数分のショートムービーが制作、公開された。職場に大きなポスターが貼ってある。お昼ご飯を食べながら施設長が言った。

「あれ、みんな、観た? 観てね。

 介護を社会にどんな風に見せているのかを、知っておくのもいいと思うから。

 医療ドラマとかもそうだけど、その職種の人もドラマ観て思う所はあると思う。

 介護って、社会からするとマイナーな仕事よ。

 でも少しずつ社会に認知されてきてるでしょ。

 私達がお世話になる頃には、いい世の中になってるかもよ。

 ・・・」

 ショートムービーの中に「100回辞めたいと思った」というセリフがある。

 そして実際に辞めていく介護職は多い。

 命に寄り添うとか、綺麗事では頑張れない。

 でも救われる瞬間もある。

 高齢者のふとしたしぐさや表情を可愛いとか、辛い状態を自分から表明出来ないのを何とかしてあげたいと感じるのは、介護職特有の感情かもしれない。退勤後もずっと気になっていたりする。

 機械にとって代わる事の出来ない大切な職種の一つで、各種研修や資格も充実している。

 常に求人が出ており、色々な職種を経て介護に行きつく人も多い。

 介護はそれまでのキャリアは必ず役に立つと私は思っている。

 立つ、座る、歩く、食べる、着替える、排泄する等の生活動作を介助するいわゆる介護技術や、介護保険で使えるサービスや施設の種類や違い等の知識は、自分や自分の身近な人が介護が必要になった時に必ず役立つ。

 介護職の処遇改善等の手当が少しずつ付いてきている。

 いわゆる3Kと言われ体力的にも精神的にもきつい。それでも自信と誇りを持って仕事が出来るよう、これからもっと色んな意味で認められ、待遇が良くなって欲しいと思う。