「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

息子の就職 4か月経過

息子が就職して4か月が経過した。 県庁と国土交通省の内定を断って本人の意志で地元市役所に勤めている。本人はそれを口に出す事も比べる事も無い。 私も今はこれで良かったのだと思える。 「自分のミスで周囲の職員さんに迷惑をかける。一つミスが見つかる…

「よう働くね」公休日の母へ息子の一言

私に限らず働くお母さんは誰もがそうだと思う。 仕事が休みの日には自宅で家事をする。掃除、洗濯、買い物・・・ 晴れたら布団関係やカーテン等も洗濯したい。 庭の草引きも。 そして玄関のドアを開け放して玄関マットを外に干し、掃き掃除をしていた時だっ…

年が書いてあるイベントTシャツの意義

今週のお題「二軍のTシャツ」 決して二軍扱いしている訳ではない。ジャザサイズのイベントTシャツ2005年版。初めて買ったイベントTシャツだった。その後も買う事はあったのだが、私の中でその一枚は後になるほど特別な物となった。 施設で入浴介助を担当する…

子供が売り物のキュウリを叩いて戻した。その時親は

近所のスーパーで食料品の買い物をしていた時の出来事。 夕方仕事を終えて保育園へ迎えに行き、このスーパーで夕飯の買い物をしているんだろうなという感じの若い女性と4~5歳位の男の子がいた。 売り出しの段ボール箱に1本48円のキュウリがあった。 男の…

「ガラス越し面会では余計に悲しいから面会は結構です」

コロナ禍で面会が制限されている。 完全予約制で1日3組15分以内。 施設入口の2重扉の内側のガラス扉を隔てる。 ただでさえ耳が遠めの高齢者なので、ガラス扉を挟んで顔を見ながら電話で話したりする。 認知症高齢者の中にはガラス越しでの面会が理解出来ずに…

「ケアニン」を観て思う事

「ケアニン」とは介護、医療、リハビリ等ケアを必要とする人のお世話をする立場の人を指す。 高齢者福祉団体である公益社団法人全国老人福祉施設協議会とコラボして一話数分のショートムービーが制作、公開された。職場に大きなポスターが貼ってある。お昼ご…