「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

死後を考える

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 私の2022年は転機の年だった。 介護の世界で利用者を看取る事はあったのだが、今はお棺に入って葬儀社から霊柩車に乗って来る故人を受け入れ遺族と共にお見送りする仕事をしている。故人はその間に身体を…

仏様の意思

今週のお題「ビフォーアフター」 転職した。 介護業界から葬祭業へ。 介護を始めたきっかけは、仕事を求めてハローワークに通っていた時に壁に貼ってあった介護職員基礎研修の基金訓練受講者募集だった。自分の親に介護が必要になった時に適切なサービスを受…

初めてのボーナスの使い道

冬のボーナスが出たらしい。 夜仕事から帰って来た息子が、夕食の支度をしている私の横に来て 息子「ボーナス出た」 私 「おぉ、おめでとう!」 息子「何食べたい?」 私 「え?外食で?」 息子「うん」 今春就職した息子にとって、初めて満額支給されたボー…

棺の中に入れる副葬品は可燃物を

斎場での私の仕事はほぼ接客業務。 火葬業務は一通り教えて貰うが、それは火葬を担当する職員の動きを理解した上で接客をして欲しいとの責任者の指示だった。 ある日突然「今日火葬やってみる?」と責任者に同行して貰い実際の業務を担当した。 それから数日…

収骨壺を選ぶ時の注意点

人が亡くなるのは突然の事で、事前準備をしているのは稀だ。 葬儀社で紹介される収骨壺の大きさもデザインも、時には名入れが出来たり、壺を入れる化粧箱や風呂敷、結び紐が付いていたり様々だ。実際に墓に収める時には骨壺のみだったりするので、化粧箱等の…