「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

心筋梗塞

利用者が一人、他界した。 大正9年生まれの彼女は94歳。先月誕生日をデイ利用者や職員皆に祝ってもらって喜んでいた。少人数の認知症デイに属している彼女には、昔の記憶しか残っていない。「足が悪い」と外では杖をついて歩くが、自宅も施設の中も、杖な…

お別れ

母方の祖母が93歳で亡くなった。 その日、母は山口の自宅から夫と共に福岡県基山の「寿○園」へ祖母に会いに行くと、役職者が名詞を出し、 「家族の意向で、面会者に会わせない契約を入所時にしている」 とのことで、会わせてもらえず、 「元気にしていますか…