「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ペースメーカー埋め込み有りの申告が必要な訳

斎場でのお見送りや収骨に立ち会い、故人がどのように生きたか、愛されたかが窺われる場面がある。 葬儀社を出棺後、斎場でお勤めと焼香をして火葬炉に入る直前に最後のお別れをする。 お棺の中のお顔を自然に撫でる行為は、その方への情の証だと感じる。 火…

入職1か月後に後輩が出来た

私と1ヵ月違いで新人が入職し、半月が経過した。 その一生懸命な姿に、1ヵ月前の自分が客観的に重なって見える。 新人は既に告別後のお別れの口上は出来るようになって独り立ちし、今は収骨の勉強中。新人の今だから色んな職員のやり方を見て学べて羨ましい…

収骨にて

斎場での出会いは一期一会。 その場での対応がこの斎場職員の態度と捉えられると考えると、かなり気を遣う。 故人を独りでお見送りされた女性がいた。 緊張した面持ちでこちらの進行に従いお見送りをされ、1時間余り経って収骨の案内に従い収骨室に入られた…

炉前の人間模様

葬儀社での告別式を終えて斎場に来られるのは故人に近い関係の遺族が来られる場合が多い。コロナで人数制限が設けられていたが、最近は多少緩和されている。 火葬炉に入る棺を見送る前には色んな人間模様がある。 「ばあちゃん、目を覚ませ! 今なら間に合う…