「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

介護業務最終日 ボソッと聞こえる職員の本音

介護現場の勤務が終わった。 最終日は遅番に人員不足の為の1時間超過勤務が付いていた。 最後まで超過勤務。 現場はこんなに人員不足なのに、退職してごめんなさい ちなみにこの日は夜勤明けにも早番にも漏れなく各々超過勤務が付いていた。 早番だったT氏が…

職員が発した言葉は施設としての言葉

土曜、日曜、月曜の3連勤は早番、遅番+1時間超過勤務、早番の勤務だった。 早番の翌日の遅番はいいが、そこに人員不足の為の1時間超過勤務が付いた上でクタクタになって帰った翌日、早番で出るのはキツイ。 最後の早番の日、私は午前中入居者一人の認定調査…

相次ぐ救急搬送 家族の葛藤

90歳目前のすゆさんは息子様にとても大切にされている。 これまでも「面会したいけど窓越しでは余計に悲しいから面会は結構です」と言われた事がある。 最近すゆさんは嚥下が良くない。よくむせる。 今月になって刻み食から極刻み食へ変更になり、食べ物にも…

連日救急搬送 施設入居者と職員

退勤時間を過ぎたが前月の勤怠管理を終えようとしていた時だった。 「救急車が来る。グループホームの入居者って」と宿直担当者が伝えに来た。 その日私は本部事務所で事務仕事をしていたのだが、その知らせを受けてグループホームへ様子を見に行った。 ホー…