「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

冷めた息子と焦る親

今週のお題「爆発」

 決して都会とは言えない我が家近隣でも、飲食店は午後8時までの営業となり、息子のアルバイト先も例外ではなかった。コロナ以前から夜9時までバイトしていたので、違和感を持たなかったのだが、最近は8時で終了してから、片付けて店を閉めるまでが仕事となった。

 10時頃帰宅して「疲れた」と言った。

 お客さん多かった? 体より心が疲れたん? と問うてみた。

「ん、まあね」と言う。

私 「せんない?」

息子「せんないってどういう意味?」

私 「面倒くさいとか」

息子「そうやね。面倒くさい。仕事ってそういうもんやろ。学校も、勉強も。プライベート以外はそんなもん」

 衝撃だった。

 就活においても熱意を感じられない。

 あらゆる事柄を覚めた目で見ている。

 そういうことか、と妙に納得した。

 この子の心にドカンと一発激震を与える為の導火線がないだろうか。

 就職先を決定するまでには、遅すぎるだろうか。