「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る元介護職兼介護支援専門員の日常

息子の就職 4か月経過

 息子が就職して4か月が経過した。

 県庁と国土交通省の内定を断って本人の意志で地元市役所に勤めている。本人はそれを口に出す事も比べる事も無い。

 私も今はこれで良かったのだと思える。

「自分のミスで周囲の職員さんに迷惑をかける。一つミスが見つかると、それに追随するこれも、これも・・って」と申し訳なさそうに言ったり。

 夜9時や10時迄残業して帰宅してぐったりしていたり。

「もう疲れた。くそ! 辞めちゃる!」と言ってみたり。でも新人なので一人で残業しているわけではなく、必ず職員が付いている。指導して下さる方も、ご自分でした方が早い仕事もあるでしょうに、息子にやらせて下さっているのではと密かに私は思っている。

 就職したばかりの頃、同じ市役所内で働いている私の幼馴染みに「期待されてるよ」と言われた事がある。今その頑張りと力量を試されているのかもしれないと思う。

 最近口内炎が出来て辛そうな様子。特に朝は食欲が無く、コーヒーとグラノーラかお茶漬けを少し食べるくらいだ。

 今朝は喉が痛いと言う。触ると右側が少し腫れているような・・。

 半休を申請して朝一番で耳鼻科に行くか、午後は2時半から診察があるみたいだから様子を見るか迷い、常備薬の消炎鎮痛剤を服用し熱が無いのを確認してとりあえず出勤した。同居しているので受診という選択肢も与えられるし痛み止めもあげられるし、一緒に考えられる。こんなふうに本人が出来るだけ出勤しようとする方向で考える所を、私なら評価する。

 息子は高校を卒業して就職した友達、高専5年を卒業して就職した友達の様子を冷静に見て、今年専攻科を卒業し、大学を卒業した友達と共に就職している。

 ストレスを抱えながら、大人の階段を上っている様子が伺える。

 見ていてこちらが辛い時もある。

 ぐったりしているのを見ると何かしてあげられる事は無いのかと考えてしまう。

 受験の時にも思ったのだが、母親なんて無力なものだ。

 本人はこの母に何かしてもらおうなんて露程も思っていないだろう。

 せめて少し柔らかめのおかずを作ってあげよう。

 たくさん食べてほしい。