「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

コロナワクチン接種1回目 夜から痛み始める

 高齢者入居施設に勤める職員全員を対象に、コロナワクチン接種希望を募られたのは2月だったと思う。4月下旬にPCR検査をし、全員を3日に分けてコロナワクチンを接種する日が決められた。私は第2陣。術後療養の為休職中でも忘れられる事無く知らせてもらえて有難かった。

 決められた時間より少し早く職場の事務所に入り、その日勤務している一人一人に挨拶。「お疲れ様です、ご迷惑おかけしてすみません」と。そして一緒に接種を受ける職員達が来るのを一人一人迎えながらまた挨拶。「久しぶり~」「調子どう?」「いつ頃から来れそう?」等聞かれる。職員達の雰囲気も良さそうな感じ。

 

 事務所から見える接種会場入り口付近の様子を見ながら手順等を話していた。そこへ2日前に先陣隊で受けた職員が業務の途中でフラッと来た。

「夜中痛くて眠れんかった」と言った。注射した箇所が腫れたらしい。でもおよそ1日で治まったとの事。

 そして別の職員が、業務の途中で事務所に物を取りに来た。先陣隊で受けた職員だったので聞いてみた。

「寒気がしたけど熱は出なかった」と言った。それもおよそ1日で治まったらしい。

 そうか。時間が経ってから腫れたり痛みが出たり、悪寒がするのね。でも放っておいて大丈夫って事ね。

 先陣隊では接種後すぐ痛かったと言った職員がいて、誰かが「若い証拠」と言い、そうなの? と居合わせた職員は笑った。

 その後第2陣の私達の注射はスムーズに終わり、戸外で30分位じっと座って何事も無く事務所に戻って来た。するとこの時点で20代半ばの職員が

「なんか、痛い」と言って注射箇所を手で覆った。若い人は本当に反応が早かった。

 

 そして私はその日の夜から接種箇所周辺が痛み始めた。眠れない程では無かったが、翌日も終日痛みがあり、結局2日間くらい痛みは続いた。

 先陣隊に聞いていたお陰で心配せずに済んだ。

 やっぱり情報は大事だ。

 3週間後に2回目の接種を予定している。

 

 無関係だとは思うが、接種翌朝、接種箇所辺りが痛いと思いながら起き上がろうとして首の後ろに激痛が。首が回らず、終日湿布を貼って過ごす羽目になった。

 コロナワクチンを接種する予定があるなら、接種翌日は勤務を入れない方がいいかもしれない。