「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

クレジットカード 契約は易く解約は難し

 時々行くショッピングモールで、我が家の娘とそこの息子さんが同級生のお母さんが立っていた。ちょうど娘と一緒に行っていたので「久しぶり」と声をかけた。

 その日彼女はそのショッピングモールが提携してお得に使えるクレジットカードの契約者を募っており、ノルマを達成しないと帰れないと言う。年会費もかからないからと言うので「カードを作るだけなら」とその場で書類を書いた。もう十数年前の出来事だ。

 あれから一度もそのカードを使う事は無く、そのショッピングモールのカードデスクで解約の申し出をしたところ、契約はそのデスクで出来るが解約はカード裏面に書いてある番号に電話して自分で手続きをするよう言われた。では今そこでかけて欲しいと伝えると断られた。

 

 先週、自宅郵便受けに不在票が入っており、郵便局に引き取りに行くと見た事も身に覚えも無いゴールドカードが入っていたので、送り付け詐欺かと勘繰ってしまった。そのショッピングモールの提携カード会社が変わるとの事で、新しいアメリカンエキスプレスカードが送付されたらしい。封書の中の文面で理解はしたが、使わない事に変わりなはい。これを機に解約しようと考えた。同封してある「ご利用ガイド」にも「取り扱いに関する同意条項」なる冊子にも解約についての内容は見当たらない。

 「お電話でのお問い合わせカードデスク」のフリーダイヤルに電話をかけてみた。「○○をご希望の方は1を・・」等の音声案内が延々と流れ、4分経過してようやく「担当者にお繋ぎしております」との音声。そのまま1分待ったが「大変混雑しております。・・」との音声案内で諦めて一旦切った。フリーダイヤルで良かった。

 2時間以上経過してから、冊子の最後のページに書いてあったインフォメーションセンターのフリーダイヤルにかけてみると、同じ音声案内が流れた。「お前もか」と思ったが、1分だけ待とうと思い、諦めかけた頃、繋がった。繋がったが、「解約に関しては受付窓口が違うので番号をご案内します」と言い、さっきかけたカードデスクの番号を言われた。電話をかけてみたが混雑して繋がらなかった旨を伝えると「本来なら受付は出来ないのですが、特別に・・」とその人が受け付けてくれてようやく解約手続きが完了した。手元にあるカード2枚は私がハサミをいれて処分するよう指示されたので、電話を切るなりハサミを取り出し派手に切り捨てた。

 ようやく終わった。

 スッキリした。

 財布の中を見直してみた。作った時に恩恵を受けて以降使っていないクレジットカードが他にもある。今年中に期限が来るので、同じように新しいカードを送って来るかもしれない。その時に解約しよう。同じように店のカードデスクに出向いてみてからでもいい。

 財布の中にカード類が多すぎる。

 私は金目のカード類と免許証、マイナンバーカード等を財布に入れて持ち歩いているので、日頃出かける時にも災害時にもこの財布とスマホだけは必ず身に付けるようにしている。今後は中身を整理していく必要がある。

 色んな店のポイントカードは相変わらず山のように持っており、持ち歩いていない時に限ってその店で会計をして「あ、カード忘れた」なんて事が多々ある。

 嫌になる。