「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る元介護職兼介護支援専門員の日常

採用通知を素直に喜べない理由

 採用通知が届いた。

 採用面接から1ヵ月以上経過している。

 その間、現場見学をさせて貰ったり、健康診断をして結果を提出したり、電話がかかって「もしかしてやっぱり辞めようか、とか思ってます?」と探りを入れられたり。

 逆に「私でいいんですか?」と尋ねた事がある。現場見学を打診された時は「まだ選考を続ける」と言われていた。その後健康診断結果を提出した頃に、私で選考を打ち切ったと言われた。最初から採用枠は一人なのになかなか大変だなと思った。

 面接に行った帰りに職場で少し仕事をした。その時ホーム長に採用面接を受けた、採用されたら退職したい旨を伝えていた。

 この度採用通知が届いた事をホーム長に伝え、改めて退職の意向を伝えた。

「退職願を出して『はいはい』ってわけにはいかないよ。ケアマネの資格者がいないと施設が減算になってしまう・・・あぁ、あの時に施設長に伝えておけば良かったんか・・」と言われたのだが「あの時」というのは1ヵ月以上前、面接を受けたと伝えた時だろう。

 でもあの時は私も正直言って迷いがあった。

 親にも反対された。

 採用にも年齢の壁が絶対にあると思い、実際に採用されるかも疑問だった。

 通知書には「9月1日付で採用する」と書いてある。誰が決めた!? そんな話はしていない。

 つまり8月末で退職しなければならない。

 現在6月下旬。

 今月末に施設本部が大事なイベントを控えているため、今言い出す勇気は無い。

 私は現在所属している施設の円満退職を優先したい。しかしこの日数では到底不足する。

 この度の採用通知を受けて上司と話す必要がある為、数日下さいと伝えたのだが、採用日を変更してもらう事は、社会通念上可能だろうか?