「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

息子の冷静なツッコミに脱帽

 自家用車を購入して1年になる。

 3年落ちの中古車で2万㎞走っていた。

 自分の運転に不安があったので、今回購入する車は安全装置満載にし、それなりに高額でも納得して購入した。

 購入して1ヵ月後、車列に並んでいる時に後ろから追突され、バンパーを修理した。最初は追突を認めなかった後ろの運転手だが全方位車載カメラが役立ち、保険で治してくれた。

 それから1ヵ月後、自宅前の駐車スペースに停める時に後ろをガリッ! バックカメラに写っていない両端部分に段差があった。車屋さんに行ったのだが、修理すると高額になるので擦った所だけ塗る事にした。バックカメラを恨んだ。

 それから9か月後、国道でUターンをしようとして中央分離帯に派手に乗り上げ、運転席側前後のドアとバンパーを修理し、26万円かかった。半月代車生活だった。前進で追突しそうな時は強いブレーキがかかる仕様のはずなのに、全然その恩恵を受けなかった。

 それから2か月後、洗車をした時に、2か月前に修理して貰ったバンパーと車体の間に隙間を見つけ車屋さんに行って「細かい事を言って申し訳ないのですが・・」と見せると、即刻代車を用意してくれてまた1週間代車生活だった。

 購入から1年の間に4度も車屋さんにお世話になるって異常だと思う。

 もう、この車大丈夫かな。

 お祓いか、盛り塩でもした方がいいよね・・そう言った時、息子が

「母さんがお祓いしてもらったら?」と言う。

 そうか。

 この車に乗って行って、私自身がお祓いしてもらうといいよね。

 車の運転に限った事でなく、何となくあらゆる面で不注意な気がしている。

 妙に納得してしまった。