「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

キレた!

昨日夜勤明けで帰ろうとした朝、ホーム長が言った。

介護保険証が届いたよ」

 

 隣ユニットの、この施設を現住所登録して郵便物が届いている入居者宛てに、市役所から「介護保険証在中」と表書きされた封書が届いた。

 我がユニットも今月介護保険証更新で新しく支援計画を作成しないといけない入居者が2人いる。

 その2人共、家族宛てに郵便物が届くので、介護保険証が届き次第施設に届けて頂くようお願いしている。施設職員が自宅へ伺う事はしていない。

 これから数日のうちに届けて下さるとする。

 でも私は夜勤明けで勤務表上2日間休みになっている。

 その後の勤務は早番、遅番、休み、そして月末に夜勤入り。現場で介護業務をし、事務が出来るのは月末の夜勤だけ。つまり間に合わない。

 いつ介護保険証情報を登録して、いつ計画書作れって!? 

 職員が不足しているこの状況で、早番、遅番の現場を離れろと?

 介護保険証が更新時期ではないが支援計画を書き換える時期の入居者の分は、既に作成して家族宛てに発送している。

 介護保険証の更新が必要な場合、5月1日からの支援計画書を発行するためには、新しい介護保険証により介護度や認定期間を踏まえて担当者会議をし、総意の上で支援計画書を作成して担当関係者に配り、月末までに署名、印を得て1日付けで発動しなければならない。

 時間が無さすぎる。

 担当者会議は先行して行った。

 介護保険証はまだかと、イライラしながら待っていた。

 

 もう・・・疲れた・・・

 

 こんなこと、私の力じゃどうしようもない。

 

 なんで今頃になるわけ?

 

 先月始めに変更申請出してるのに。

 

 色々頑張って、気を張り詰めていた糸が、プツンと音を立てて切れた気がする。