「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

心が弱ってる

 施設では3か月に一度、職員が機能訓練指導員の指導を受ける形で入居者一人一人への身体介護の仕方や日常すべき事の指導を受け書面で計画書として発行する。

 今月は過去3か月分の評価をして指導員に新たに指導を受ける。

 3か月前にはコロナ禍で施設は鎖国状態になっており、入居者家族に電話でお知らせして郵送で計画書をやり取りした。ある入居者の娘様が書類に付けて返送して下さっていたメモを、そのまま書類に貼り付けていた。

 

「いつもお世話になりありがとうございます。

 大変な時期ですがよろしくお願いします」

 

 3か月経って、評価を書こうと書類を取り出した時、プーさんの可愛いメモ用紙に書かれたその言葉が心に響いた。

 3か月前もきっと何か思ったからこのメモを付けたままにしていたに違いない。

 でも今、このメモのこの字のこの言葉に癒され、慰められ、励まされている。

 

 きっと今、私の心は弱ってるんだと思う。

 しっかりしなきゃいけないんだと思う。

 

 でも、どうしたらいいのか分からない。

 

 最近、仕事で小さなミスをしては自分が嫌になる。

 少し前は気にしなかったような事も。

 

 ブログで救われる時もある。

 優しいコメントを頂いて一人で泣いてしまう時もある。

 どうにかして強くなりたい。