「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る元介護職兼介護支援専門員の日常

「よう働くね」公休日の母へ息子の一言

 私に限らず働くお母さんは誰もがそうだと思う。

 仕事が休みの日には自宅で家事をする。掃除、洗濯、買い物・・・

 晴れたら布団関係やカーテン等も洗濯したい。

 庭の草引きも。

 そして玄関のドアを開け放して玄関マットを外に干し、掃き掃除をしていた時だった。

 息子が玄関の中から私を見ていた。

 優しいというか、哀れを含んだというか、何とも言えない表情だった。

「ほんと、よう働くね」

 息子は仕事が休みの日は「休み」だ。ゆっくり身体を休め、自室で好きな事をしたり遊びに出かけたりゲームや動画を楽しんでいる。

 私だって、そうしてもいいんだろうけど、日頃出来ない家事が気になるし、ご飯も作らなきゃ、外食も悪くは無いけど。

 そして・・持ち帰った書類をダイニングテーブルに広げ、勤務時間にパソコンに打ち込めるよう作り上げておく。

 息子は自分が育てられた課程を覚えていて、私が心身共にボロボロになりながら守って来たものを知っている。同じ家族でもなかなかそんな言葉は出ないものだ。

 ふとした表情や一言に救われる時がある。

 今日私は、息子のこの一言に救われた。