「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

席替え

大失敗。
 月代わりで席替えをする、と、くじ引き。1〜30の数字を書いた小さな紙を巾着袋に入れておき、あらかじめランダムに決められた場所と数字を合わせる。
 出席番号順、1番と30番がじゃんけんして勝った30番の人からくじを引き始めた。
「なりたい場所になるものよ」なんて先生は言ったが、今最前列から今度最後列。
 しかも隣の席、29人中「この人意外なら誰でもOK」なのに、「この人」になる不幸。出席番号1番の「この人」だから、最後までドキドキで、突き落とされた。
 「どうしてもって人は、個人的に変わってもらっていい」ので
同じく最後列で反対隣になったFっちが、ピンポイントで最前列と代わって欲しいと言ったU山女史が大喜びで後ろに来たそのとき、自分はそのU山女史に隣席入れ替えを嘆願。理由も聞かずOKしてくれたU女史に感謝するも、やはりこれはまずかった。
 いや誰も何も言わないが、まずい。
 そう思ってうじうじしているのは自分だけなのかもしれないが、まずい。
「ホワイトボードの字が見えないから前の誰か、後ろと代わってもらえませんか」とかって誰か募れば良かったとか。
 その時とても余裕がなくてとにかく代わってくれそうな人なら誰でも良かった。
 でもまずい。
 だって、彼と目が合った瞬間、凍り付いてしまって、1ヶ月隣で過ごすなんて拷問。
 もうどうしようもないけど、まずい・・・
 これ、代わってなくても、それはそれで1ヶ月登校拒否になるよ。あぁ、まるで子供。
 次の講義は新席xxx