「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

コロナで帰省断念

年末もまた、娘の帰省の希望は遠のいた。

 今月の定例スタッフ会議で、ホーム長から通達が読み上げられた。

「県外から家族の帰省があった場合、帰省者を含む家族全員がPCR検査を受け、全員の陰性が確認出来てから出勤する事」

 

 県外で就職し2年目の娘は、今年は夏も帰省出来なかった。

 

 私は大晦日と元旦は早出✙超過勤務、2日は遅出✙超過勤務と、ばっちり勤務が予定されている。パートさんが休む年末年始は、正職員でカバーせざるを得ない。事務方のホーム長は年末年始特別休暇、ユニットリーダーは年越し夜勤の為、年末年始の日勤帯は私が超過勤務付きで任されるという形だ。責任を感じる。

 

 娘が帰省してくれたら、出勤停止の形で休める・・・などと考えてしまった。

 でも検査を受けて結果が出るまで娘をこちらに足止めする事になる。

 LINEでやり取りした結果、帰省自体を諦める事になった。

 私だけではないと思うが、子供を励みに仕事を頑張る者にとって、辛い。

 一緒に暮らす息子も、私が勤務することで一人正月となる。

 

 いつも行くスーパーは買い物客が驚くほど多かった。

 ここの社員さんも、きっと休み無くシフトを組まれて働くに違いない。

 そう思って見渡せば、自分だけじゃないなと思う。

 

 頑張りましょうね、皆さま。

 来る年は、心豊かな一年になりますように。