「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

娘の交際と親の思い

 娘から電話が鳴った。

 年末の帰省の予定や、最近の仕事の事等話したが、何か違和感を感じていた。

 そして

「・・・今日電話したのはね・・・」

 彼氏のご両親から、私宛に肉を送るから受け取ってという趣旨だった。

 兼業農家をされているそうで、組合でそういったキャンペーンの一環に協力する形での送付先を探しているらしい。当地でも「県産品応援キャンペーン」がある。

私「え? 何? それほどの間柄? あちらの親御様にそんなにオープンに付き合ってるの?」

娘「少し前にうちに暫く居た事あるから、そのお礼もあるみたい」

 は? 暫く居たって何? 

 

 複雑な心境。

私「受け取った方がいいの?」

娘「うん」

 

 眞子様じゃないけど、我が子とはいえ、親がその交際をとやかく言えない。

 

 そして11/29、いい肉の日に立派なステーキが届いた。

 届いたお礼とよろしくお伝えくださいと娘にラインするとその日のうちに

あちら親御様からのメッセージが来た。いつでも話せる間柄か。

 

 息子も「今日はいい」と言い、冷凍している。

 多くを語らないが、息子も少なからず複雑な思いでいる事がうかがえる。

 

 どうしてこんなにモヤモヤするのか分からないが、どこの親もそうなのか。

 いや、相手の親御様はそうじゃない気がする。

 うちの娘を見染めたくらいだから、お宅の息子さん、見る目があるね・・・

・・・いや、そんな冗談言えない。