「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

足の痛みと自分の将来に悩む

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

 私は亀の甲も年の劫も持ち合わせないただのおばあちゃんになりそうだ。

 たまにしか帰省しない娘が「会う度に母さんがおばあちゃんになっていく」と言う。反論出来ず。体の衰えを感じる。そろそろ母を労わってはくれまいか。

 ずっと足が痛い。無意識に足を引きずって歩いている事を職員に指摘され、最近入居者にも心配されて、さすがに受診した。

 変形性股関節症。骨盤と大腿骨の間の軟骨がすり減っているうえに、骨盤に穴が空いて骨が無くなっていると言われた。この状態で放っていたのか、と。

 進行性で、手術は人工股関節全置換術。

 でも今の年齢で・・・将来的にはね、最終的にはね・・・と言われる。何となく医師の話のニュアンスから、早くした方がいいものではないように受けとった。

 手術をしたら完全復帰は6か月後。3か月くらいからぼちぼちね。手術してでも今の仕事を続けたい? 今の状態でも、足に無理させなければ痛みは消えていくとも言われ、どちらにしても動く量を減らさなければならない。立ちっぱなし、動きっぱなしの現在の仕事は長くは続けられないと、以前から思ってはいた。

 

 上司に話し、来月のシフトを組むにあたり「辞めずに済むように、なるべく負担がないようにしようね」と言われたが現実問題、難しいだろう。でもそう言って貰えて嬉しかった。

 数日後、同法人の別の事務所に行った時、マスクの上の大きな目力だけで職場の空気をキンキンに冷やす施設長が

「ねえ、私に話がある?」と言う。

私  「え?・・・いえ、ありません」

施設長「私に話があるでしょう」

私  「・・・?」・・・カチンコチン・・・

施設長「ホーム長に近々あなたが話をしに来るって言われたわよ」

私  「あ、はい。あります」

 

 うかつだった。自分の職場の直属の上司に言えばいいとしか思っていなかった。

 

 介護現場に入る日数を減らし、同法人の別部署の事務を兼務するかとの提案を受けた。

 願ってもない幸運だった。

 法人全体を管理する施設長だから出来る事だ。

 人員配置に規定があり、ケアマネ資格と実践者研修終了の両方を持つ人間が、今の職場に私しかいない事から、異動となると難しいという面もあった。資格に救われた。

 

 そんな風に上で連携を取って貰えているのは有難かった。

 一方で、これまでも筒抜けな事あっただろうなとも思った。

 

 「変形性股関節症」「人工股関節全置換術」をググると、痛みを取るのに有効とか、術後の経験者は楽になったと書かれている。

 受診の時に感じた、なるべくならしない方がいいのか、リスクはないのか、他に方法は・・・ 

 

 皆さま、お知恵をお貸しください。お願いします。