「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

「連休休み?」「誰が?」

世の中はゴールデンウイーク。

 勝手口から庭に出た所で近所のママ友に声をかけられた。

 彼女は入院病棟で看護師をしている。

 「ゴールデンウイークだね」に続き「連休休み?」と問われ、思わず出たセリフが

「誰が?」だった。

 お互い24時間365日稼働する施設で働く職員。

「あるわけないか!」と笑った。

 

 コロナに罹るわけにはいかない緊張感を常に持ち、職場と自宅を行き来するだけの毎日。時々スーパーでサッと買い出しをする。

 職場以外の人と話す事自体が久しぶりだった。

 彼女も同じだろう。

 

 学校が休みで自宅で過ごす息子が、ご飯だけ炊いて待っていてくれていたのだが、最近は夕飯のおかずを1品作ってくれるようになって、私はお腹も心も満たされている。

 仕事から帰ったときにご飯が出来ているのは本当にありがたい。

 すると息子もまんざらでもないようで、おかず一品に汁物が一品増えたりしている。

 買い物を3日に1回にするようにという都知事の呼びかけもあり、我が家ではこれを機に、私が作る時でも食卓に並べるおかずを1~2品にしてみた。

 

 いい!

 継続。