「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

クリスマスプレゼント

今週のお題「クリスマス」

 サンタさんお願いします。

 打ち出の小槌をください。

 決して無駄遣いはいたしません。

 

 来年高専専攻科に進学する息子が「ノートパソコンが欲しい」と言った。

 先生から進学するなら必要と言われたらしい。

 いや、進学しなくても、今でも「メールで提出」という課題が出ている。

 今使っているこのパソコンは、私がケアマネ資格を取ってどうしても必要だからと、安い店を探し歩いて購入したデスクトップだ。

 息子はUSBだけ購入し、自宅や学校のパソコンを駆使して課題をしている。

 

 先日支給された僅かなボーナスは生活の中で既に泡と消え、年明けに迫る車検や諸々の「ボーナス払い」は今月の給料の額を超える。

 毎日のサービス残業、無給の休日出勤、祝日等の手当も無い24時間365日のシフト勤務。

 そこへ来春には外国人労働者が入職する。

 10代女性が母国へ仕送りしながら働くらしい。

 自身が生活するのも窮する程の薄給なのに、仕送りする金銭の余裕があると誰か説明したのか。

 「大丈夫、出来るよ」なんて、現場を知る者には言える訳がない。