「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

拒否反応

今日は休み。
希望したわけではないが、勤務表は休みになっていた。偶然だが、子供の学校行事があったので、午前中出かけて午後はゆっくりしたかった。

 遅い昼食をとりながら新聞を読み、うとうとしていたとき、携帯が鳴った。職場の番号。センター長から、人間ドッグを受けないかという内容だった。何日も前からいつにするかという話が出ており、皆が同じ月に休むと勤務表が組めないなどと主任が言っていた。


 全く興味がなかった。
 職場が全額負担して全社員にうけさせるというのなら受けるが、自己負担してまで、貴重な休みを潰して受ける気にはならない。

 生きることに執着がない。
 判明したときは死ぬ時でありたい。
 生活に疲れている。
 「まだ幸せを諦めない」と思っていたのはどれくらい前だったろうか。
 
 
 利用者に対してより、職員に対してのほうが、胃がキリキリする。


 前の職場で半日ドックを受けたとき、胃カメラに写った赤い筋に驚いた。「胃炎」と診断が出た。しかも「治りかけている」と。今も同じに違いない。

 おなかの調子もよくない。 腸も良くないんだろう。
 コレステロール値も慢性的に高い。

 明日、布団の中で目が覚めなければいいと思う。
 もう、疲れた。