「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

今週のお題「この春、○○はじめます!」

サクラサク
 そんな昔の電報のようなタイトルのメールが来ていた。合格発表の昼。
 午前中風呂の担当だったので昼に着替えてからメールを確認したときだ。合格者の受験番号の掲示板の画像が添付してある。朝言っていた番号が確かにある。
 頑張ったね。
 ところで、見たことのないアドレスは・・・
 本文、「携帯買ってもらったよ」。合格を見届けて、父親がその足で携帯ショップで契約したらしい。本人はその後スマホにとりつかれたように格闘している。
 
 あれから数日、現実に参っている。
 なんといってもお金がかかる。
 合格発表の翌日は小学校の卒業式だったので休みをとっていた。午前中卒業式に出席してから、
午後は銀行で軍資金を調達し、
役所へ就学援助の申請に行き、
本命の前に合格通知を貰っていた学校へ入学試験の点数開示請求に行き、
塾の継続手続き説明を受けに行き、
通学用自転車を見に行き・・・これも翌日父親が購入している・・・
注文していた中学の制服を受け取りに行き、・・・この店ではわが子が通う高校の制服は取り扱っていなかったので、後日違う店に買いに行かざるをえない。次の休みは次週の中学の物品購入の指定日に休みを申請しているので、その日までお預けである。
 これでこの日は日が暮れた。
 
 何にしても万の単位でお金が出て行く。
 うちの職場は祭日が休みではないので、日曜固定+平日希望する1日のみ。この調子だから、休みといっても当然忙しい。
 中学の物品購入の日に、もろもろ終わらせたいが、終わらなければその次週の高校の物品購入日にまた走り回ることになる。
 そして走り回った分だけ出費となるのだ。
 私の稼ぎなど、泡のように消える。

 これから3年が思いやられる。
 他に忘れていることは無いかしら。
 でも母は早くも疲れてしまったよ。