「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

今週のお題「ゲームと私」

モノポリー = 人生ゲーム。
 持っているのは「サンフランシスコ エディション」。
 サンフランシスコ郊外の町に住んでいた時期に、ゴールデンブリッジを渡り、北側の港町を散策した時に買った。ベイエリアの芝生でプラチナの十字架のネックレスを失くしたのもこの日だった。
 ゲームの盤には、世界有数の観光都市らしく、その観光名所の名、乗り物名が並んでいる。華やかなその地において、リアルには夕方以降は違う顔、色、空気が漂う。浮浪者の寝床となり、朝には業者が掃除し、華やかな街となる。
 映画「幸せのレシピ」で、一緒に暮らすようになった叔母と姪が、
「銀行から借りればいいじゃない。」
「このゲーム大好き!!」
と言いながらしていたゲームはこれだろう。
 手持ちが無ければ銀行から借りる。
私有財産の増やし方にも頭を使う。
 そんなゲーム上手が生き方上手とも限らない。
 一度しかない人生だから、迷う。
 先が読めずに、一歩を踏み出せない時もある。
 立ち止まったら、振り返ってみるのもいい。
 「頑張ってきたじゃないか、自分!!」
 大切なのは、後悔しないこと。
 間違ったことに気づいた時点で修正する。
 微調整しながら、進む。
 その先が、必ず正しいとも限らないけど。
 今日を生きる。