「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

前期授業料免除決定

息子が在籍している高専から封書が届いた。

 授業料免除申請が通り決定したとの知らせだった。

 去年は半額免除で半額納入している。

 今年度も高専機構では半額免除と判定されたが、併願していた高等教育就学支援新制度にて第一区分で採用される事が決定し、それに合わせて前期授業料の全額が免除される事になった。有難い事に、納入した入学金も返還される。

 国立高専は手厚いと改めて思う。

 第一区分と聞いて、分かる人には分かるのだろうが、年収が200万円台という事だ。

 夜勤をしても、残業をしても。

 この収入、この生活が世間の最下区分なのだと自覚した。

 私は資格手当や僅かながら昇給もあるが、それらが無い介護職は多いと思う。

 

 私もだが子供も自然に我慢することを覚えている。

 お金が無い辛さや惨めさを嫌と言う程味わってきた。収入を増やしたいと資格を取り転職した結果が、今だ。

 生活に窮する者にとって、数千円、数万円の支援は本当に有難く大切にするが、自分がどんな支援を受ける事が出来るのか知らず、どうすれば受けられるのかも分からないのだ。

 

 今の収入が生活に不可欠である以上、今の仕事を辞められない。

 でも心身ともに辛い。

 こうしてブログに書き、読んで下さる方があり、頂いた励ましの言葉を何度も読み返し、気持ちを奮い立たせては出勤している。

 

 ありがとうございます。

 

 声を頂く事がこんなに心の支えになる事を知った。

 自分の嫌なところも、情けないところも吐き出して、救われる有難さ。

 私も辛い人の力になりたい。

 恥ずかしいと思わず、いい事ばかりでなく心の内を吐き出すといい。