介護職の日常

高齢者入居施設に勤める介護支援専門員の仕事と家庭。

新人教育

新人を迎えた初日、遅番で一日同行して流れをつかんでもらう。

営業職だったという新人は介護職はまったく初めてで、最近よく聞く「介護職員初任者研修」等の勉強もしていない。

1か月隣ユニットを経験し、職員の移動で穴が空いた所に、リーダーが敢えて介護経験の無い彼女に白羽の矢を立てた。これまで少々経験がある職員がここに来てここのやり方に不満ばかりを言う事にリーダーは苛立っていた。

 

 リーダーに期待されているので頑張って下さいねと伝え、一日一緒に行動しながら時間毎の動きや入居者の状態、関わり方を説明しやって見せる。彼女は一生懸命メモを取っている。

 基本は自立支援。

 その人が出来ている事が出来なくならないよう、過度は介助はしない。

 分かって貰えるように声掛けし、その人の動きを助ける介助をする。

 最後に丁寧語、敬語で声掛けをお願いしますと言い、お疲れ様でしたと別れた。

 

 数日後、同じ遅番でリーダーがその新人の同行をしていた。

 声掛けは、小学生に話しかけるように、ゆっくり分かり易く言ってあげてと説明していた。

 なるほど。

 介護そのものが初めての人にはそんな風に教えなくちゃいけないのね。

 

 私にも初めての頃はあった。

 何が分かっていないのか、何が大切なのか、許容範囲も分からなかったので、臨機応変が出来なかった。

 新人と関わると自身を省みる機会になる。

 横着になってきたと、自身を戒める。