「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

今週のお題「卒業」

今日は中学の卒業式。春本番の素晴らしい青空と言いたい所だが、少し先の山は白い。花粉、黄砂、午後二時半(PM2.5)のトリプルパンチに喜び悲しみの感情も入り混じり、目は真っ赤になる。

 わが子の卒業からはや1年。
 去年、3歳違いの姉弟の高校、中学進学準備が忙しく、気が緩んだのか入学式の日から熱が出て、数日私はダウンした。もう1年なんて、早い。この春休みは姉弟共、帰省も予定し、ゆっくり過ごせる。貴重だ。

 子供は3年毎に卒業出来て、環境が変わって羨ましい。

 私も・・・と、仕事を変えるわけにもいかず、気持ちだけ切り替えるかな。

 先月レクリエーションの担当月で、今月開放されたのに、来月また担当になるらしい。今度は副主任がリーダーをするから気は楽だが。

 新年度になるにあたって、レクも新体制になる。
 一人一つ、自分の出来る事を企画し、毎月一回午後レクを担当する。今年、年明けに主任から全員へ予告されており、4月から始めるにあたり3月までに考えておくようにと通達されていた。

 私は「折り紙、切り紙、張り紙等紙を使った作品作り」を考えていて、初回はレースペーパーを使って小物入れを作ろうと、試作品を作るためにペーパーとリボンを既に購入していたのだが。

 
 現在、なぜか二人だけ、「自分のレク」をしている人がいて、一人は手話、一人はフラワーアレンジメント。
 
 年末だったか、「手話」を引き継いで欲しいとその担当者に言われたのだが・・・何度も頼まれたが・・・その度、丁重にお断りした。60歳の彼女は引退するつもりらしかった。・・・すみません。

 そして先日、フラワーアレンジメント。
 ・・・「私でいいんですか・・・やってみましょうか」
 引き受けてしまった。現在の担当者は4月に他フロアへの移動が決まっている。
 
 今月のフラワーアレンジメントを準備、買い物から全部一緒にさせてもらって、来月から引き継ぐことになってしまった。
 かくして、折り紙・・・はなくなり、買ったレースペーパーもリボンも要らなくなってしまった。そして、日頃の買い物に行っても、花屋の前を素通り出来なくなってしまった。

 なんで、私なんだろう。
 他に、センスのいい人たくさんいるのに。
 嫌な気はしないけど。

 新体制。
 少し楽しみにもなってきた。