「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

今週のお題「ひな祭り」

今日は桃の節句。赤い毛氈には魔よけの意味がある。疫病や飢饉など、人の手に負えない事の多かった時代の、信仰心や心の奥深くにある恐れ、あるべき輿入れへの憧れが、ひな飾りという形になって今に伝えられる。


 たまたま日曜日なので仕事が休み。手抜きは出来ないので 朝市へ行って今夜の食材を物色。手巻きにしようと考えていたのだが、一緒に行った娘がちらしでも良いというので、安くついた。高校生になって、給食がなくなったため、ちらし寿司を食べられないからという理由だった。昨日の施設での昼食は桜寿司。利用者が膳を見たとたん、「わあ!」と声が出たほど、春めいた目にも美味しいご馳走だった。

 弁当じゃ可愛そう・・・

 よくそう思う。

 食べる楽しみは、元気な時もそうだが、煩っても年をとっても、変わらない。昨日の昼私も利用者と同じように「わあ!」と思ったように、娘にも美味しいご飯を食べさせてあげたい。

 今夜はちらし寿司と蛤のお吸い物。その他・・・