「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

職安にて

午後の講義が始まってすぐ事務員さんINN。
「講師の都合がどうしてもつかなくて、突然ですが明日は休講」
 休講日 = 職安へ行く日。
 役所と同じで9時〜だと思うのだが、8時半に行くと開いてることを知っている。数分早く到着すると駐車場に止まっている車の中には明らかに開く時間を待っている人の姿。思うことは一緒なのだ。構わず入ると続々車から出てきた。
 2度の訓練の手続きをしてくれた担当者は、他の職員と違って少々砕けている。
自分「ちょっと早すぎましたか、すみません。検索機お借りできますか?」
担当者「オゥ、1番。そこ。」
 超短縮形で1番の検索機を指差し、1番の札をくれた。
 1月に出ていた求人がまた出ている。この間隔で退職者が出る職場って・・・辞める人がいなければ求人が出ない → 就職出来ない ってことになるので思いは複雑。
 求人票で見る限り条件は悪くない。疑わしきは職場の雰囲気、人間関係。勤めてみなけりゃ分からない。でも・・・
 4ヵ月後訓練が終わるまでに、こうして探して、内定を得る。
 音楽が鳴り、職安の事務所内で朝礼が始まった。
 そうか、9時になったか。検索を終え、札を返しに立った時、既に検索順番待ちの人がいて、座る所もなく立ったまま求人一覧を見ている人も。受付はひっきりなしに人の壁。
 震災とは関係ない場所でもこの有様。