「生きる」を考える

斎場にて人生の終焉を見送る 元介護職 兼 介護支援専門員の日常

今週のお題「東北地方太平洋沖地震」

「南無妙法蓮華経」と唱えるだけで幸せになれるという。
 前職場の同僚に「お茶しよう。」と呼び出されたのは3回目。
 最初のメールで気が進まず、理由をつけて断ると、それから日にちを置かず、また誘ってくる。地震の影響か、メールが届くのが遅れて指定日時直前になっていたこともあり二度目も断った。
 三度目のメールで「しつこい」と思ったが、会ってもその疑念は自分のどこかにあった。
 ドリンクバーを頼んで向かい合ってお互いの「その後」等を話す間も数度電話がかかる。そうするうちに、知らない女性が来た。
 「仏法って知ってる?」と3時間。
 
 日蓮大聖人は突然の光によって首切りを免れた!?
 地震は仏法を信じない罰。プレートがずれたとかってことじゃない!? 
 地震は平成6年には予期されていた!?
 今ある神社仏閣は「空っぽ」 つまり何のご利益もない。お参りしても、寄付しても自分のためになることなど何もない!?
 今の皇室は戦後のアメリカの影響でキリストに傾き、美智子様雅子様もクリスチャン!?
 
 地震にかこつけた何かには多いと聞く。
 先日のチェーンメールを流さないようにと中学の先生がホームルームの時間に言った。中学生の携帯電話に同じ文面が大量に流れたらしい。
 善意を疑わなければならないほど、すさんだものとは?
 
 日蓮大聖人に背く日本は必ず亡ぶ
 冨士大石寺 顕正会 会長 浅井昭衛 著

と顕生新聞を一部渡され、自宅まで送るとの申し出を断り、歩いて帰った。
 ・・・ショックだった。